安達太良山の過去の火山情報

火山活動解説資料(2009年) 仙台管区気象台 発表

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火山活動解説資料(2008年) 仙台管区気象台 発表

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火山活動解説資料(2007年) 仙台管区気象台 発表

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火山活動解説資料(2006年) 仙台管区気象台 発表

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火山活動解説資料(2005年) 仙台管区気象台 発表

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火山活動解説資料(2004年) 仙台管区気象台 発表

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火山活動解説資料(2003年) 仙台管区気象台 発表

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火山活動解説資料(2002年) 仙台管区気象台 発表

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2002年10月分(pdfファイル225バイト)
2002年9月分(pdfファイル225バイト)
2002年8月分(pdfファイル225バイト)
2002年7月分(pdfファイル225バイト)
2002年6月分(pdfファイル225バイト)
2002年5月分(pdfファイル225バイト)
2002年4月分(pdfファイル225バイト)
2002年3月分(pdfファイル225バイト)

火山活動解説資料(平成14年の活動)   平成15年1月7日  仙台管区気象台 発表

【平成14年の活動概況】

火山活動は穏やかに経過しました。
5月中旬、やや深いところ(深さ15〜20km)を震源とする低周波地震がまとまって発生しました。
沼ノ平火口付近の噴気は一時200mを観測しました。

【地震活動の状況】

火山性地震は、引き続き少ない状態が続いています(年合計回数45回、2001年67回)。
5月中旬、山体直下のやや深いところ(深さ15〜20km)を震源とする低周波地震がまとまって
発生しました。6月には沼ノ平の北西方向でマグニチュード(m)2.7の地震が発生しましたが、
表面現象等に変化は見られませんでした。
また、火山性微動は観測されませんでした(2001年0回)。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気の高さは、8月、10月に一時200mを
観測しましたが、総じて噴気の状態に大きな変化はありませんでした。
5月に行った調査観測では、沼ノ平火口付近の噴気、地熱地帯の状況に大きな変化は見られ
ませんでしたが、10月の調査観測では、沼ノ平火口内の地熱地帯に縮小傾向が見られました。
また、東北地方整備局の協力により行った上空からの観測でも大きな変化はみられませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年10月)  平成14年11月8日  仙台管区気象台 発表

【概況】

火山活動は比較的穏やかに経過しました。
沼ノ平火口付近の噴気の高さは一時200mを観測しました。

【地震活動の状況】

火山性地震は、観測されませんでした(9月2回)。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気の高さは、25日に一時200mを観測しました。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年9月)  平成14年10月7日  仙台管区気象台 発表

【概況】

火山活動は穏やかに経過しました。
沼ノ平火口付近の噴気の状態に大きな変化はありませんでした。

【地震活動の状況】

火山性地震は2回観測されました(8月3回)。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気の状態に大きな変化はありませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年8月)  平成14年9月6日  仙台管区気象台 発表

【概況】

火山活動は比較的穏やかに経過しました。
沼ノ平火口付近の噴気は、一時200mを観測しました。

【地震活動の状況】

火山性地震は3回観測されました(7月2回)。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気は、22日に一時200mを観測しましたが、
地震活動等に変化はありませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年7月)  平成14年8月7日  仙台管区気象台 発表

【概況】

火山活動は穏やかに経過しました。
沼ノ平火口付近の噴気は観測されませんでした。

【地震活動の状況】

火山性地震は2回観測されました(6月6回)。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気は観測されませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年6月)  平成14年7月5日  仙台管区気象台 発表

【概況】

安達太良山の火山活動は、比較的穏やかに経過しました。
沼ノ平火口付近の噴気の状態に大きな変化はありませんでした。

【地震活動の状況】

火山性地震は6回観測されました(5月13回)。
11日、箕輪山の西側でマグニチュード(M)2.7の地震が発生しましたが、
地震活動等に大きな変化はありませんでした。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気の状態に大きな変化はありませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年5月)  平成14年6月7日  仙台管区気象台 発表

【概況】

安達太良山の火山活動は、穏やかに経過しました。
やや深いところを震源とする低周波地震が発生しました。
沼ノ平火口付近の噴気の状態に大きな変化はありませんでした。

【地震活動の状況】

火山性地震は13回観測されました(4月2回)。
7日、山体直下のやや深いところ(深さ15〜20km)を震源とする低周波地震が連続して発生しましたが、
表面現象等に大きな変化はありませんでした。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気の状態に大きな変化はありませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年4月)  平成14年5月7日  仙台管区気象台 発表

【概況】

安達太良山の火山活動は、穏やかに経過しました。
地震回数は少なく、沼ノ平火口付近の噴気は観測されませんでした。

【地震活動の状況】

火山性地震は2回観測されました。

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気は観測されませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

火山活動解説資料(平成14年3月)  平成14年4月5日  仙台管区気象台 発表

【概況】

安達太良山の火山活動は、穏やかに経過しました。
地震回数は少なく、沼ノ平火口付近の噴気の状態に大きな変化は見られませんでした。

【地震活動の状況】

火山性地震の月合計回数は5回と少なく、震源を求められる地震は発生しませんでした。
モホ面付近(深さ30km付近)が震源とみられる低周波地震は、1回観測されました。(昨年7月以来)

【噴気活動の状況等】

遠望観測(監視カメラ)では、沼ノ平火口付近の噴気の高さは、一時100mを観測しましたが、
噴気の状態に大きな変化はみられませんでした。

【地殻変動活動の状況】

GPSによる観測では、特に変化は認められませんでした。

第91回 火山噴火予知連絡会の検討結果 平成14年2月1日 福島地方気象台

火山性地震の活動は低下していますが、10月18日、19日に沼ノ平火口から噴気が
上がっているのが観測されています。

定期火山情報 第 3 号 平成13年9月28日 福島地方気象台発表

安達太良山の現地観測を平成13年9月17〜18日、25日に実施しました。これらの結果と
前回の定期火山情報(平成13年8月10日)以降の状況についてお知らせします。
なお、沼ノ平では火山性有毒ガスの発生が続いており、立ち入りは引き続き規制されています。

1.概況

沼ノ平では、中央部よりやや南側付近で、新しい噴気孔を確認しました。この付近で、
新たな噴気孔が確認されたのは、平成8年9月1日以来のことです。また、同北部の泥水
の噴出や南西部を中心とした噴気活動が引き続き観測されました。
泥水の噴出箇所周辺や噴気地熱地帯では、地盤が軟弱で内部は高温になっており、
硫化水素や炭酸ガスの有毒ガスも発生しています。

2.現地観測

沼ノ平の中央部よりやや南側付近の新噴気孔では、噴気の高さは約150mで、噴気温度118度
を観測しました。同北部の泥水噴出箇所では、新たな泥水噴出口(直径約80cm)が形成されて
いるのを確認しました。同南西部や中央の噴気地熱地帯では赤外熱映像観測の結果、引き続き
表面温度の高い状態を観測しました。
その他、噴気温度、流水のpHには大きな変化はありませんでした。
鷲倉、新野地、鉄山南斜面では、前回と比べ大きな変化はありませんでした。

3.震動観測

この期間、地震活動は比較的平穏でした。
平成13年1月からの火山性地震の回数は下記のとおりです。この中で、体に感じる地震は
ありませんでした。なお、火山性微動は観測されませんでした。(9月27日まで)

1月2月3月4月5月6月7月8月9月
火山性地震 8 5  6  7  2  1  12 15 2 
火山性微動 0 0  0 0  0  0  0 0 0 

4.遠望観測

遠望監視カメラによる観測では、9月2日と5日に噴気の高さ200mを観測しました。
この噴気は沼ノ平の新しい噴気孔からのものと思われます。

週間火山概況(9月13日〜9月19日) 平成13年9月21日 気象庁地震火山部 発表

17〜18日に実施した定期現地観測において、沼ノ平の中央部南側で新たな噴気孔を確認
した。噴気孔の周囲には、硫黄の昇華物が付着しており、噴気の高さは150m、噴気温度は
118度であった。この期間、地震活動等に変化はなかった。

定期火山情報 第 2 号 平成13年8月10日 福島地方気象台発表

安達太良山の現地観測を平成13年7月23日、30日、31日に実施しました。
前回の定期火山情報(平成13年6月1日)以降も沼ノ平では火山性有毒ガスの発生
が続いており、注意が必要です。なお、沼ノ平への立ち入りは規制されています。

1.概況

沼ノ平では、北部の泥水の噴出、南西部を中心とした噴気活動が引き続き観測されました。
泥水の噴出箇所周辺や噴気地熱地帯では、地盤が軟弱で内部は高温になっており、
硫化水素や炭酸ガスの有毒ガスも発生しています。

2.現地観測

沼ノ平北部の泥水噴出箇所では、前回までのような周期的な泥水の噴出は見られませんでした。
沼ノ平南西部を中心に噴気活動が引き続き観測されました。また、赤外熱映像観測の結果、沼ノ平
南西部や中央の噴気地熱地帯では、引き続き表面温度の高い状態を観測しました。
その他、噴気温度、流水のpHには大きな変化はありませんでした。
鷲倉、新野地、鉄山南斜面では、前回と比べ大きな変化はありませんでした。

3.震動観測

この期間、地震活動は比較的平穏でした。
平成13年1月からの火山性地震の回数は下記のとおりです。この中で、体に感じる地震は
ありませんでした。なお、火山性微動は観測されませんでした。(8月6日まで)

1月2月3月4月5月6月7月8月
火山性地震 8 5  6  7  2  1  12 0 
火山性微動 0 0  0 0  0  0  0 0 

4.遠望観測

この期間、遠望監視カメラによる観測では、噴気この期間観測されていません。

週間火山概況(3月8日〜3月14日) 平成13年3月16日 気象庁地震火山部 発表

遠望観測では、13日に沼ノ平で噴気の高さ200mを観測した。
200mを観測したのは、本年2月14日以来である。地震活動等に大きな変化は見られなかった。

週間火山概況(1月18日〜1月24日) 平成13年1月26日 気象庁地震火山部 発表

遠望観測によると、20日に沼ノ平で噴気の高さ200mを観測した。
これは、1月15日以来である。

週間火山概況(1月11日〜1月17日) 平成13年1月19日 気象庁地震火山部 発表

遠望観測によると、15日07時過ぎに、沼ノ平で噴気の高さが200mを観測した。
これは、昨年12月20日以来である。

定期火山情報 第 1 号 平成13年6月1日 福島地方気象台発表

安達太良山の現地観測を平成13年5月21日、22日、23日に実施しました。
また、福島県警察本部の協力によりヘリコプターによる機上観測を
4月17日に実施しました。
前回の定期火山情報(平成12年10月2日)以降も沼ノ平では火山性有毒ガスの発生
が続いており、注意が必要です。なお、沼ノ平への立ち入りは規制されています。

1.概況

沼ノ平では、北部の泥水の噴出、南西部を中心とした噴気活動が引き続き観測されました。
泥水の噴出箇所周辺や噴気地熱地帯では、地盤が軟弱で内部は高温になっており、
硫化水素や炭酸ガスの有毒ガスも発生しています。また、沼ノ平西方で新たな噴気地帯の
面積拡大がみられました。。

2.現地観測

沼ノ平西方では、噴気地帯の面積がやや広がっているのを観測しました。
沼ノ平北部の泥水噴出箇所では、泥水の量が著しく減少していました。
沼ノ平の噴気地熱地帯では、熱映像観測の結果、引き続き表面温度の高い状態を観測しました。
また、沼ノ平南西部を中心に噴気活動が継続しているのが観測されました。その他、噴気温度、
流水のPHには大きな変化はありませんでした。
鷲倉、新野地、鉄山南斜面では、前回と比べ大きな変化はありませんでした。

3.震動観測

この期間地震活動は比較的平穏でした。
昨年(平成12年)10月からの火山性地震の回数は下記のとおりです。この中で、体に感じる地震は
ありませんでした。なお、火山性微動は観測されませんでした。

12年10月11月12月13年1月2月3月4月5月
火山性地震 2 8  1  8  5  7  7 2 
火山性微動 0 0  0 0  0  0  0 0 

4.遠望観測

この期間、遠望監視カメラによる観測では、2月10日、300mの噴気高を最高に10月から3月に
かけて度々200mの噴気が確認されました。なお、4月17日に実施した上空からの観測では、沼ノ平
南西部の変質地斜面から最大20mの噴気を観測しました。

週間火山概況(3月8日〜3月14日) 平成13年3月16日 気象庁地震火山部 発表

遠望観測では、13日に沼ノ平で噴気の高さ200mを観測した。
200mを観測したのは、本年2月14日以来である。地震活動等に大きな変化は見られなかった。

週間火山概況(1月18日〜1月24日) 平成13年1月26日 気象庁地震火山部 発表

遠望観測によると、20日に沼ノ平で噴気の高さ200mを観測した。
これは、1月15日以来である。

週間火山概況(1月11日〜1月17日) 平成13年1月19日 気象庁地震火山部 発表

遠望観測によると、15日07時過ぎに、沼ノ平で噴気の高さが200mを観測した。
これは、昨年12月20日以来である。

定期火山情報 第 3 号 平成12年10月2日 福島地方気象台発表

安達太良山の現地観測を平成12年9月20日、21日、22日に実施しました。
また、臨時現地観測を平成12年8月25日に実施しました。
前回の定期火山情報(平成12年7月28日)以降も、沼ノ平(立入禁止)では
火山性ガスの発生が続いており、注意が必要です。

1.概況

沼ノ平では、泥水の噴出、噴気活動が引き続き観測されました。また、
火口の西側付近で、新たな噴気孔と弱い噴気活動が観測されました。
泥水の噴出箇所周辺や噴気地熱地帯では、地盤が軟弱で内部は高温になっており、
硫化水素や炭酸ガスの有毒ガスも発生しています。

2.現地観測

沼ノ平西方の登山道脇と谷側で新たな噴気の発生している場所が観測されました。
沼ノ平の北側では、引き続き泥水が噴出しています。
沼ノ平の噴気地熱地帯では、依然として地熱の高い(火口中央部:温度90度、深さ30cm)
状態が継続しており、また、噴気活動も継続しています。噴気温度、ガス成分、流水の
温度・PHには大きな変化はありませんでした。
鷲倉、新野地、鉄山南斜面では、前回と比べ大きな変化はありませんでした。

3.震動観測

この期間地震活動は比較的平穏でした。
今年に入ってからの火山性地震の回数は、下表のとおりで火山性微動は
観測されませんでした。

(平成12年9月30日現在)

平成12年1月2月3月4月5月6月7月8月9月
火山性地震  2  2  1  4  1  3 5  1 
火山性微動 0 0  0 0  0  0  0 0  0 

4.遠望観測

この期間、遠望監視カメラからの遠望観測では、噴気等の表面現象に
変化は認められませんでした。

定期火山情報 第 2 号 平成12年7月28日 福島地方気象台発表

安達太良山の現地観測を平成12年6月19日及び7月17日、18日、
19日に実施しました。
前回の定期火山情報(平成12年6月5日)以降も、沼ノ平では火山ガスの
発生が続いており、注意が必要です。

1.概況

現地観測では大きな変化はありませんでしたが、沼ノ平では、泥水の噴出、
噴気活動が引き続き観測されました。また、泥水の噴出箇所周辺や噴気地熱
地帯では、地盤が軟弱<で内部は高温になっており、硫化水素や炭酸ガスの有毒ガス
も発生していますので、引き続き注意が必要です。なお、沼ノ平への立ち入りは規制
されています。

2.現地観測

沼ノ平の北側では、引き続き泥水が噴出しています。
沼ノ平の噴気地熱地帯では、依然として地熱の高い状態が継続しており、
また、噴気活動も継続しています。噴気温度、ガス成分、流水の温度・PHには
大きな変化はありませんでした。
鷲倉、新野地、鉄山南斜面では、では、噴気温度、ガス成分などの観測値に大きな
変化はありませんでした。

3.震動観測

この期間地震活動は比較的平穏でした。

4.遠望観測

この期間、遠望監視カメラ及び福島地方気象台からの遠望観測では、噴気等の
表面現象に変化は認められませんでした。

定期火山情報 第 1 号 平成12年6月5日 福島地方気象台発表

安達太良山の現地観測を平成12年5月24日、25日、26日に実施しました。
また、福島県警察本部及び福島県の協力によりヘリコプターによる機上観測を
2月23日、5月10日に実施しました。
それらの結果と前回の定期火山情報(平成11年10月7日)以降の状況
についてお知らせします。

1.概況

沼ノ平では、泥水の噴出・噴気地熱地帯・高温の流水が引き続き観測されました。
また、泥水の噴出箇所周辺や噴気地熱地帯では、地盤が軟弱で内部は高温になっており、
有毒ガスも発生していますので、引き続き注意が必要です。
なお、沼ノ平への立ち入りは規制されています。

2.震動観測

この期間地震活動は比較的平穏でした。

3.遠望観測

この期間、遠望監視カメラにおいて、2月19日15時〜19時にかけて、沼ノ平
で300mの噴気を観測しました。ヘリコプターによる沼ノ平の機上観測では、2月23日
に最大100m、5月10日に最大50mの噴気を観測しました。

4.現地観測

鷲倉及び新野地では、前回と比べ大きな変化はありませんでした。
沼ノ平では、前日の降雨の影響もあり、前科の観測と比較するとYー3を含む南西部
及び沼ノ平西方では、噴気の量・高さともに増えていました。なお、沼ノ平の北側では、
引き続き泥水が噴出しています(噴出口:長径約5m、短径約4mの楕円形状 水温:84度)。
また、放射温度計による観測では、前回と比べ地表面温度が上昇している地点がありまし
た。鉄山南斜面下方で亜硫酸ガスを観測した他は、噴気の温度・ガスの成分、流水の温度
・PHには大きな変化はありませんでした。


安達太良山の火山情報