ペルー日記(2002年1月)

1月7日

HPを再開します。
ずっと書けずにいました。
独りよがりになってないか、考えていて。

でも、自分に与えられたかけがえのない機会の中で、自分が見て知って、学んだこ
と、気づいたことを記していくことは、これからの人生のための、大事な指針になる
と思うし、それが誰かの心に少しでも何かを響かせることが出来れば、生を受けてる
恩返しになると考えました。
そのためには、自分にも、周りの状況、自然にも誠実であらなければならないと、こ
のごろ改めて思ったりしています。

このお正月はバルセロナで過ごしていました。

クリスマス、年末と賑やかに飾り付けられた街は、ペルーも、スペインも日本も同
じ。でも少しずつ習慣が違います。

おもしろかったのは、ペルーでは除夜の鐘と共に、お願い事をするのですが、そのや
り方です。
たとえば、旅行に出かけたい人は、除夜の鐘を聞きながら、旅行鞄を持って家の周り
を12週するとか。。野口学園では犬を7匹も飼っており、一度知合いがそれを実行し
たときには、犬に吠えられて大変だったと聞きました。
あと、女性は新年に黄色い下着をつける。これは贈り物でないといけないそうで、ク
リスマスが近づくと、街中では黄色い下着がショウウインドウを飾ります。
そして、除夜の鐘を聞きながら、ブドウを12粒食べ、机の下でお願い事をとなえるそ
うです。
このブドウを食べる習慣はスペインも同じらしく、年末デパートではブドウが前面に
並んで売られていました。
スペインでは若い人たち以外は基本的に家庭で過ごすらしく、クリスマスや年明けの
通りには、閑散としていて、犬を散歩させる人、マラソンする人などがちらほら。プ
レゼントの包みやワインの空き瓶ほか、ご馳走の名残かゴミがいつになく大量に捨て
られていました。
若い人はディスコでカウントダウンしてる様子をテレビで流していました。

最近のバルセロナでのニュースは、ユーロの導入で、おつりの計算に時間がかかるよ
うになったことでしょうか。
年末も、ユーロと旧来のペセタの二重表記になっていましたが、年明けからは、支払
いはペセタでもお釣りはユーロが原則で、日本の消費税のような便乗値上げも、やは
り出ているようです。
通貨の統一もいいですが、電化製品のコンセントや電圧を各国統一してもらいたい、
というような話も日本人の間では交わされています。

アメリカはテロ以来、どの空港も厳しく荷物やら靴までチェックしていますが、スペ
インの空港ののほほんとした体制は、対照的です。
アメリカ行きの飛行機に乗るときだけは、靴までチェックさられることになっている
ようですが。


ペルー日記