母たちのペルー訪問記


11/25(月)ノグチ学園訪問&歓迎会

今日は学園にて歓迎の催しと、英世文化週間の開会式がありました。
みんな子供たちは歌ったり踊ったり、母や伯父達の手をひいて踊り出す風景も。
そして、母のスペイン語でのスピーチもなかなかのものでした。
先生達には「若い、若い」といわれ、姉妹と言われてる我々です。
ピアニカや文房具、チューリップの球根や桜の苗木など、皆さんでスーツケース
いっぱいに持ってきてくれた子供達への贈り物に、大喜びでした。
午後には先生達と昼食会。セビッチェ(生魚のレモンしめ)やカラプルクナ
(芋とお肉、豆の煮物)、アヒ・デ・ガジーナ(ゆでた鶏肉をほぐしチーズソ
ースで和えたもの)、フレホール(豆の煮物)などのペルー料理が並びました
が、ちょっとなじみの薄い味に戸惑いも・・
夕方は時差によるものか昨夜の疲れか、皆さんひとときの休息をとってシエスタタイ
ム。それから夜は、知人の太田さんのお宅で、おいしい家庭料理をごちそうになりま
した。持参した奥の松のお酒も、おいしいと大好評。すっかり和気あいあいと10時
過ぎまで盛り上がっていました。

11/26(火)リマ市内観光

  

☆男性3名:朝食後、大森さんの車でミラフローレス(新市街)やセント
ロ(旧市街)など見学・買い物。セントロの大統領官邸前ではデモが行
われてたらしく、目立つ日本男性3名をつれて大森さんは冷や汗たらた
らだったとか。
☆女性3名:学園で桜の苗の植樹。姿を見つけてかけよってくる小学生の
子供達にベシートや質問攻めにあってました。その後、ようやくやって
来た(遅れること2時間)頼んでおいたワゴン車にてリマ市内へ。
☆昼食はペルーで一番有名なおすし屋さん「紀ろう(小西紀郎さん経営)」にて。
☆夕方より天野博物館見学。セニョーラ(天野夫人)、案内のふみこさん、
鳥居えみこさんなど。残念ながら阪根さんはまだ日本滞在中。
☆夕食は福島県人会の添田さん兄弟宅にて。お兄さんの進さんは大使公邸
事件跡地の隣のお家で花屋さんをいとなんでらっしゃいます。弟の実さ
んは父と同じ白河高校出身、そして私の先輩となる中央大学出身、いつ
も、後輩だからといってかわいがってくださってます。進さんの娘さん
のミドリサンの手料理と、伯父持参の提灯祭りの太鼓囃子のテープで、
手ぬぐいをかぶって踊りだし、すっかり盛り上がりました。

11/27(水)リマ〜クスコ

ペンション朝6時。大森さんの手作り味噌汁と、サンドイッチなどで朝食。
リマ発AM9:30―10:30クスコ着
  ☆クスコにて、ノグチ学園の教師ロムロの家族が出迎えてくれる。お母さ
んのアントニエータ。妹さんのセシリア。運転手のジョバンニ。
☆この日は高山病対策のため、ゆっくりホテル待機。
☆夕方車で市内見学。石で出来たインカの砦「サクサイワマン」白いキリ
スト像、夜景、南十字星など。夜はレストラン「サン・アントニオ」で
フォルクローレの踊りと演奏を聴きながら夕食。ソパ・デ・クリオージ
ャ(スープ)、ビーフステーキなど。
☆宿泊先:クスコ市内のホテル VILANDRE
(シングル1部屋40ドル、ツイン50ドル、トリプル70ドル)
☆航空運賃 往復145ドル

11/28(木)クスコ近郊観光

☆車で1時間ほどの田舎町izcuchacaイスクチャカにて、ロムロのパパ、ア
ニーバル氏と待ち合わせ。チャリタクで散歩。豚肉をラードでからっと
揚げたチチャロンと、クスコのビール・クスケーニャなどつまみ、その
後車でさらに北へ。Chincheroチンチェロで遺跡見学。ここは芋やとうも
ろこしなどを高さごとに植えて農業の研究を行った場所。道筋、牛2頭
で畑を耕すyuntaユンタと呼ばれる懐かしい風景に。
また、この遺跡のお土産売り場で楽器を売っているおじさんに、フジモ
リ元大統領への手紙を涙ながらに託される。

途中いくつか湖を通る。ケチュア語で湖は「qochaコチャ」。伯父の名は
こうじ。「コウチャ、コウチャ」とママ達が名前を呼んでいました。
アウサンガテ、チコンなどの5000m級の雪山を間近に望む。

☆ママのふるさと、ウルバンバを通り、最終目的オリャンタイタンボへ。
山全体がリャマという動物の形になっているインカの遺跡。石の階段が
続く。また岩肌には遠めに見るとなんと、エケッコという神様の横顔。
風のふきぬける峡谷を利用した天然の冷蔵庫も。

☆夜はウルバンバでマス(truchaトゥルーチャ)のフライなど。あまりのボ
リュームにみんな呆然。。

11/29(金)マチュピチュ〜クスコ

☆午前4時半ホテル待ち合わせ。車でオリャンタイタンボに向かい(約2
時間)、そこから7時半の列車でマチュピチュへ。約1時間半でマチュ
ピチュの手前の町、アグアスカリエンテス着。ホテルに荷物を置いた後、
バスで空中都市とよばれる世界遺産、マチュピチュへ。

☆年老いたおじいちゃんガイドと一緒に遺跡見学。ワイナピチュ(若い峰
の意)が雲の切れ間から現れ、朝の雨もすっかりあがり、大パノラマ。
☆宿泊先・アグアスカリエンテス駅近くHOTEL VIAJEROS(一人15ド
ル)。温泉まではココから歩いて15分。夕方から激しい雨に降られた
ため、この日は下見だけにしておきました。

11/30(土)マチュピチュ〜クスコ

☆朝一番で女性陣は公衆温泉へ。朝食を済ませた後、8時半の汽車でオリ
ャンタイタンボへ。昨日とはうって変わった快晴に、車窓からの風景も
輝いている。
☆クスコに着いて、メルカート(市場)でお土産購入。お店の人ともすっ
かり仲良しに?!
☆夕食にはママのお家に招かれて、チチャロン・アドボ(豚肉のスープ
煮)、パパの農園で作ったとうもろこしと自家製のチーズ、ピスコなど
ご馳走に。
☆インカ時代の石組みの美しい、クスコ市内の街並みや、カテドラル(大
聖堂)など夜の町散策に、セシリアと二人で出かけました。

12/1(日)クスコ〜リマ、ノグチ学園運動会&15周年記念イベント

☆飛行機にてクスコam7:30発―8:30リマ着
☆この日は学園の15周年記念祭と運動会。
マルヤのはっぴにおかめやひょっとこも登場して、みんなで会津磐梯山を
歌ったり、相馬盆踊りで輪になって踊ったり・・大喝采で、日系人のお客さん
も混じって踊りの輪が広がりました。

☆夜はペンション“ムンド・アミーゴ”でJICA所長、筧さんご夫婦、
添田進さん、実さんも交えての野外会食パーティ。大森さん手作りの砂肝や
カレーがなつかしくおいしかった。

12/2(月)リマ〜ナスカ・謎の地上絵

☆貸切ワゴンでイカへ。ワイン畑など見学後ホテルへ。
☆地上絵遊覧の飛行。イカからナスカまで往復約1.5時間。始めは元気だっ
た皆もいつしか無口になって・・・
☆宿泊先 LAS DUNAS プールや緑に包まれた、リゾートホテル。

12/3(火)ナスカ〜リマ

☆早朝、海辺のリゾートホテルHOTEL PARACASにて朝食後、バジェスタ
島へアザラシクルージング。昨日とはかわり、皆元気に楽しめたよう。

☆日本人移民が最初についた港、カニェーテの、ペルー唯一の仏教寺院・
慈恩寺を見学。曹洞宗のお寺に、移民たちの名前が刻まれ、お線香の匂
いに何かこみあげるものがありました。
☆カニェーテのレストランでペルー海鮮料理。セビッチェ、アロス・コ
ン・マリスコス(魚介類のピラフ)、タクタク(豆いためご飯)、チチ
ャロン・デ・カラマル(イカのフライ)、ペルーのワイン・タカマなど。
☆夕方リマ市内着。セントロ見学。荷物をまとめた後、日本食レストラン
ダンダンにてマカ入りスタミナラーメン、お寿司など。22時頃空港へ。
空港では校長先生、ミミさん、ネイディ、ロムロのお見送り。ロムロからみ
んなにとおみやげにワイルーロ(赤と黒の木の実。幸運を呼ぶ)を。

12/4(木) リマ発am00:45―コンチネンタル1108便

ほんとに皆さん、ペルーに笑いとあたたかい風を巻き起こしてくれました。
みんな、別れを惜しんで、空港へも学園の先生やミミさん、ネイディや校長先生
たちがきてくれて、帰り道は「いつ今度ペルーへ戻ってきてくれるの?」という
話が出るくらいでした。
とても疲れてると思いますが、最後まで明るく笑顔で、みんな元気にがんばってく
れ、嬉しかったです。
みんなのおかげで私もこちらで思いがけない旅のひとときを、楽しませて頂きまし
た。