火山災害を防ぐために
火山のハザードマップ(災害予測図)
自然現象によって引き起こされる災害には、地震・津波・高潮・台風災害など、
様々なものがあるが、火山現象による災害もその一つである。災害を未然に防ぐためには、
あるいは災害が起きても最小限にとどめるためには、起こりそうな災害の型や規模などを
あらかじめ予想して、影響の及ぶ範囲を地図上に示しておく必要がある。このような地図を
ハザードマップ(災害予測図)という。この図を作成するためには、その火山の構造や活動
履歴を詳しく知る必要がある。日本では、社会の高度化・火山地域における急速な発展に
伴い、火山噴火が発生した場合、過去の災害とは比較にならないほどの大きな災害になる
可能性が高い。
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