巡回展  「有珠火山」

全国火山系博物館連絡協議会では、産総研 地質標本館と連携
し、2006年に巡回展「三宅島火山」を開催しました。
これに続いて、2009年6月から第二段の巡回展「有珠火山」を開催します。
今回は北海道大学総合博物館の協力も得て、連携の輪を広げた巡回展です。

内容

第1部 有珠火山について知る (担当者:東宮昭彦さん/産総研)
・ 有珠火山の生い立ち
・ 有珠火山の噴火の特徴 
・ 1663年タイプの噴火 〜山頂からの大規模軽石噴火
・ 1769/1822/1853/1977〜1978年タイプの噴火 〜山頂での軽石噴火、火砕流、ドーム形成
・ 1910/2000年タイプの噴火 〜山麓で繰り返される水蒸気爆発
・ 1943〜1945年タイプの噴火 〜長い前兆期間、山麓での溶岩ドーム形成
・ 有珠火山の岩石
・ 地下のマグマの動きが見えてきた
・ 噴火が生んだ温泉
・ 有珠火山の仲間たち 

第2部 火山との共生 (担当者:定池祐季さん・伊藤大介さん/北海道大学大学院)
・ 研究者と行政の連携 〜前兆地震から事前避難まで〜
・ 避難所での生活
・ 仮設住宅での生活
・ 噴火の教訓と火山の恵みを伝える
・ エコミュージアム
・ 人びとにとっての「有珠山」 〜住民の想い〜

第3部 ジオパーク (担当者:渡辺真人さん/産総研)
・ ジオパーク 〜大地の公園〜
・ 日本のジオパーク

期間

2009年の夏 〜 2010年の秋

開催博物館

・ 2009年6月2日 〜 7月5日 立山カルデラ砂防博物館
・ 2009年7月25日 〜 9月6日 雲仙岳災害記念館
・ 2009年10月3日 〜 2010年1月11日 阿蘇火山博物館
・ 2010年4月10日 〜 2010年6月27日 磐梯山噴火記念館
・ 2010年7月21日 〜 2010年9月26日 地質標本館
・ 2010年 秋            桜島ビジターセンター(予定)

磐梯山噴火記念館での三松氏の解説及び講演会

阿蘇火山博物館での展示風景

雲仙岳災害記念館での展示風景

立山カルデラ砂防博物館での展示風景

立山カルデラ砂防博物館での講演会と見学風景

北日本新聞に掲載(6月5日) 富山新聞に掲載(6月3日)

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