裏磐梯の植林と磐梯山の文学(2010.7.10)
今年は磐梯朝日国立公園の指定から60周年の節目の年です。
1888(明治21)年の噴火後、磐梯山の北側は小磐梯の堆積物で一面土砂に覆われ、植生が回復する
ためにはとても長い時間を要するのではと考えられました。その中で五色沼周辺に植林をする人々が
現れました。最後にその植林に成功した人が、遠藤現夢です。彼は裏磐梯における観光の創始者とも
考えられています。今回の観察会は、五色沼周辺を散策しながら、この遠藤現夢にスポットを当てて、
かれの功績を振り返るものです。合わせて「小磐梯」という小説を書いた井上靖のフィールドも、
訪ねる観察会です。参加者は県内から12名でした。
今回の観察会で見たもの。
@ 遠藤現夢のお墓と五色沼の植林
A 中山義秀の文学碑
B 弥六沼
C 桧原大橋(井上靖の「小磐梯」のフィールド)
D 遠藤陸郎の撮影ポイント